EPARK インターネット受付可能

湘南平塚下肢静脈瘤クリニックブログ

キービジュアル

秋好院長ブログ

やらなければ意味がない。

当院は今月で開院二周年を迎えました。

 

Vision without execution is just hallucination.

(実行できない・しない夢は妄想でしかない)

 

今の自動車社会の礎を築いたフォード・モーターズの創設者であるヘンリー・フォードの言葉です。

ヘンリー・フォードは自動車そのものを発明したわけではありませんが、多くの中流の人々が購入できる初の自動車を開発・生産しました。車と静脈瘤が関係あるわけではなくて、「多くの中流の人々が購入できる」ということがポイントです。

 

当院は「より良質な医療をより身近に」という目標を開院当初に掲げました。

それこそが日本の誇る皆保険制度の本質だと思うからです。

 

当院の考えるより良質な医療とは、

#傷や痛みの少ない手術、短時間の手術

#より簡便で体への負担の少ない麻酔

#通院回数の少ない治療

です。

 

当院の考えるより身近な治療とは、

#入院が必要ない外来手術

#一人で歩いて来て、歩いて帰れるので付き添いの要らないこと

#東京までいく必要のないこと

です。

 

これらの具体的な目標を立て、術前検査と術後外来を最適化していきました。

その結果として、二年間で1000例を超える手術を事故なく終える事ができました。

 

開院前は誰もが反対しました。そんなのニーズない、そんな病気知らない、来ても最初だけ、キャリアの終わりなどと散々言われました。銀行にも言われましたから。

ヘンリー・フォードが車を身近なものにして中流階級の生活を向上させたように、遠いから、入院するのが嫌だからということで治療を諦めていた人、そもそも治療ができることを知らなかった人に啓蒙も含めて手を差し伸べる事が出来たと考えます。

 

どんなに偉そうなことを語っていても実行できなければただの大風呂敷です。大変だったけれど、二年間で目標に向かって一歩近付いたと考えます。

 

3年目以降は

#外来や手術の待ち期間を短縮すること

#スタッフの負担を軽減して、持続可能な体制を作ること

を目標としたいと思います。

 

スタート時からの四人のスタッフは変わっていません。この二年間を共に戦ってくれたスタッフを本当に誇りに思います。彼女たちがいなければ、1000人を超える人達は治療を受ける事ができなかったはずです。本当に感謝です。

 

 

 

隠れ静脈瘤について

「隠れ静脈瘤」をちょくちょく経験します。

「隠れ静脈瘤」という病名は医学的にはありません。本当は静脈瘤なのに、患者側や一般総合医側の誤解によって見逃されている静脈瘤を便宜的にそのように呼んでいるだけです。

これを理解するには静脈瘤の手術適応について説明しないといけません。

静脈瘤の手術適応を一言でいうと「静脈圧亢進症状の有無」です。

実は見た目の血管の膨らみはそんなに重要ではないのです。見た目がどんなに酷くても静脈圧亢進症状がなければ保険を使って手術することはできないことになっています。逆に見た目の問題がなくても、皮膚炎を伴うようなひどい静脈圧亢進症状があれば手術することは保険で可能ですし、専門医は手術を強く勧めます。なぜならば、自然に良くなる事はないので、後で苦労する事が目に見えているからです。

「静脈圧亢進症状」が具体的にはなんなのか、ということをあえてここまで書かなかったのですが、ここに「隠れ静脈瘤」が生じる理由があります。要するに「静脈圧亢進症状」について一般の方はほとんど知らないのです。TVでやっているのは表面の分かりやすい血管の膨らみだけで、静脈瘤の病態生理についてはほとんど語っていません。残念ながら一般総合医も似たような感じです。正確で掘り下げた知識よりも、わかりやすさが優先される世の中ではしょうがないのかもしれません。

それでは「静脈圧亢進症状」を列挙してみましょう。

足のむくみ、だるさ

足のつり(特に早朝や夜間)

ずっと立っていた時や椅子に座っていた時の足のだるさ、じんじんする感じ

皮膚のかゆみ

皮膚の黒ずみ

傷が治らない

皮膚のえぐれ(潰瘍)

などです。

上の3つならば手術は「一応は」待てます。「一応は」というのは手術さえすればかなり楽になって取り返せるし、跡も残らないので手術が遅れても問題ないということです。一方で、この3つの症状を持つ患者の方が自覚症状の訴えが強い事が多く、手術を強く希望することが多いようです。だるさ、つり、むくみなどは他人にはなかなか分かってもらえないことによる心理的なものもあるかもしれません。

下の4つがある場合は早く手術した方がいいです。なぜならば、進行するし、一度ついた色はなかなか落ちないし、潰瘍にいったんなると治っても跡が残ります。上の3つの症状に比べて、こっちの方がはるかに重症なのに、なぜかこっちの方が手術を嫌がります。不思議なものです。

いわゆる隠れ静脈瘤で問題になるのは下の4つです。また、皮膚炎が重症化すると皮膚が厚くなってぼこぼこの血管がかえってわからなくなって治ったかのように錯覚する人もいます。これを見逃すと患者は大きな不利益を被る事になります。注意しなければなりません。

GW中の手術について

仕事などで平日に手術をできない方のために5月6日と5月7日に手術を行います。

 

術前検査等を完了した方から手術予約の受付を行います。

手術枠は数に限りがあるので、希望される方は早めの外来予約をおすすめします。

外来予約は電話とネット予約で可能です。

 

なお、5月6日と5月7日は外来は行っていません。手術のみです。

予約外でいらしても診察はできませんのでご了承ください。

そのかわりといっては何ですが、いつもより多めに手術をしたいと思っています。

普段は忙しくて病気を治せないない人のためです。ご理解、ご協力をお願いします。

下肢静脈瘤とかゆみ

ようやく暖かくなってきました。暖かくなるに伴い、かゆみの患者さんが続々と受診するようになっています。

 

下肢静脈瘤の最大の問題は皮膚炎です。皮膚炎をさらに放置すると潰瘍になっていきます。

皮膚炎の初期症状はかゆみです。

 

下肢静脈瘤になると逆流のために静脈圧が上昇します。静脈壁は薄いので、静脈圧が上昇すると血液が血管外に滲み出します。

赤血球は血管外では壊れてしまいます。壊れていた赤血球に含まれていた鉄分(ヘモグロビン)はヘモジデリンという物質となって皮膚に沈着します。このヘモジデリンを異物として貪食するために白血球が寄ってきます。白血球によって炎症が引き起こされるので痒くなるのです。これは皮膚炎といいます。

 

ちなみに静脈瘤によって皮膚が黒ずみます。色素沈着といいます。これは上述のヘモジデリンの色です。よく見ると鉄さびの色に似ているのがわかります。だって鉄分ですから。これは鉄さびがなかなか落ちないのと同じで一度つくとなかなか落ちません。手術しても簡単に落ちないし、手術しなければどんどん色がついていって最後には前述の皮膚炎になります。だから、かゆみや色素沈着が始まっている場合には早めの手術がいいと言えます。ステロイド軟膏を塗ると一時的にかゆみは治まりますが、根本的解決ではないし、潜在的には進行するので、当院ではおすすめしてません。

 

一説には暖かくなると下肢静脈瘤の遠因である動静脈瘻が拡張するので静脈圧が上昇すると言われています。このためにかゆみや皮膚炎が増悪するのかもしれません。当院では春から秋にかけては初診枠や手術枠を増やして、そのようなニーズに対応できるようにしています。

手術枠拡張と移行について

お陰様で手術枠拡張と移行が無事に完了しました。

皆様の協力で混乱もなくスムーズに移行を行うことができました。ご協力ありがとうございました。

 

現在、手術枠拡張の第二段階を準備中です。

おそらく、4月中には拡張枠の予約を開始できるのではないかと思います。

 

よろしくおねがいします。

クリニック概要

医院名 湘南平塚下肢静脈瘤クリニック
診療科目 内科・血管外科
住所 〒254-0043
神奈川県平塚市紅谷町14-20 FT共同ビル3F
TEL JR東海道・湘南新宿線「平塚駅」北口・西口より
徒歩3分
電話 0463-74-6694
休診日 日曜日、祭日、土曜日午後
診療時間 日・祝
9:00~
12:00
13:00~
18:00

地図をクリックタップすると拡大縮小できます。