秋好院長ブログ
はなうた
投稿日:2017年6月7日 カテゴリー:下肢静脈瘤について, 日記
今週はとても愉快な出来事がありました。
手術の際に患者様からカーペンターズのリクエストを頂きました。
私もカーペンターズが大好きなので、とてもリラックスして手術が出来ました。私は手術がとてもうまくいっていると鼻歌を歌ってしまうときがあります。今回も鼻歌が出てしまいました。
途中から、おかしいことに気がつきました。自分が鼻歌を歌ってないときでも誰かが歌っているのです。
患者様が歌ってました(笑)。最初は空耳かと思いました。
手術が上手くいっている証拠ですので、何の問題もありません。
今回の鼻歌は嬉しい出来事でした。今後ももっと鼻歌を歌ってもらえるように努力したいと思います。
CTがとても役にたった例
投稿日:2017年6月1日 カテゴリー:下肢静脈瘤について, 当院での治療例
この患者様は足のだるさ、痛みで受診された患者様でした。一見すると表在静脈の拡張は軽度で、一般のドクターなら下肢静脈瘤とは診断せずに別の治療を行うかもしれません。
ところがCTをとるとこれが静脈瘤とわかります。CTでも表在静脈の拡張は軽度ですが、大伏在静脈は根部からとても拡張しています。超音波検査でも大伏在静脈に強い逆流を認めました。
この患者様はレーザーで右大伏在静脈を焼灼しました。手術直後より右足は軽くなり、大変に喜ばれていました。
もちろん日帰り治療です。この患者様は院長が平塚市民病院に勤めていた時に受診された患者様ですが、日帰り治療を希望されたので、当クリニックの開院までお待ち頂きました。(平塚市民病院は急性期病院ですので、日帰り治療には対応できません。)お待たせして大変申し訳ありませんでした。
スリムな方のレーザー治療
投稿日:2017年6月1日 カテゴリー:下肢静脈瘤について, 当院での治療例
当院で治療した例です。
この患者様はとてもスリムな方です。皮下脂肪があまりありません。このようなケースでは注意してレーザー治療を行わないと皮膚に火傷をおこしてしまいます。
CTを撮影するとよく分かるのですが、ふともも(大腿)のなかほどから逆流は表在静脈に流れています。この表在静脈をレーザーで焼くことは可能なのですが、血栓を生じて痛みや黒ずみの原因になってしまうことや火傷をおこすことがあります。このような表在静脈はレーザーで焼くよりも針穴から巻き取る方が跡が残りません。一時的に内出血を起こしますが、これは一週間ほどで間違いなく良くなります。(大伏在静脈はレーザーで焼いています。)
このケースでもメスは一切使ってません。針だけしか使ってませんので、傷跡はほとんど残りません。このようなケースは血管外科医の腕の見せ所ですね。
この患者様には写真や画像の使用を「他の患者さんのためになるなら」とご快諾頂きました。手術の出来上がりや結果でご恩返しをしたいと思います。