レーザーによる焼灼術について
レーザー焼灼術の正式名称は「下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術(しょうしゃくじゅつ)」です。
この方法では静脈瘤の原因となる伏在静脈を発熱するファイバーカテーテルを用いて内側から熱で焼き潰して塞いでしまいます。このときに発熱に使われる手段がレーザーです。
レーザーによる焼灼術の特徴は傷が残らないことです。針を使ってカテーテルを静脈内に挿入しますので、終わった後は絆創膏で済みます。膝下のぼこぼことした血管はそこだけ針穴程度の傷をつけてくるくると巻き取ります。この傷も数ヶ月でほとんど目立たなくなります。
また、ストリッピング術と比べて痛みがずっと軽いのも特徴です。手術翌日から普通に立ち仕事が出来るので自営業の方でも気軽に手術を受けることが出来ます。
レーザー焼灼術の3つのメリット
1.現在のレーザー焼灼術は内出血や痛みがストリッピング術や以前のレーザーと比べてずっと少ない。
2.保険診療が可能です。また入院が必要ないので安価に治療を受けられます。
3.ダウンタイムがとても短いため、手術当日だけ仕事をお休みください。
(但し、個人差がございますので、その場合は、その限りにございません。)
レーザー焼灼術のメリットについて
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術(しょうしゃくじゅつ)では静脈瘤の原因となる伏在静脈を発熱するファイバーカテーテルを用いて内側から熱で焼きつぶしてふさいでしまいます。このときに発熱に使われる手段がレーザーです。従来のストリッピング術と比べて、術中と術後の痛みの点で大きなメリットがあります。なによりも医療保険でカバーされるうえに入院が必要ないので、安価に治療を受けることが出来ます。
ストリッピング術と比べると、術後の内出血もほとんどありません。ストリッピング術ではどうしても多少の内出血があるので、手術直後はスカートを履くのをためらう方もいらっしゃるのですが、レーザー焼灼術ではそのようなことはありません。針を使ってカテーテルを静脈内に挿入しますので、終わった後は絆創膏で済みます。手術翌日からシャワーを浴びることができます。手術後数日でお風呂につかることも可能です。このため、汗をかく春夏に下肢静脈瘤に気がついても慌てる必要がありません。膝下のぼこぼことした血管はそこだけ針穴程度の傷をつけてくるくると巻き取ります。
また、痛みがほとんどないのも特徴です。手術翌日から普通に立ち仕事が出来るので自営業の方や忙しい主婦の方でも気軽に手術を受けることが出来ます。
レーザー焼灼術をお勧めしている患者様
当クリニックでは以下のような希望を持つ患者様にはレーザー焼灼術を勧めています。
1.痛みに弱いので、とにかく痛みが少ない方がいい。
2.スカートを履く仕事なので、傷が残ることや内出血などは困る。
3.仕事が忙しい、小さい子どもがいる、家族を介護しているので休めないが、下肢静脈瘤が辛いので手っ取り早く良くしたい。
専門医の立場から申し上げると、レーザー焼灼術によってより多くの下肢静脈瘤を手軽に治せるようになったことは本当に素晴らしいことです。下肢静脈瘤は治したいけど、手術は怖い、でもやっぱり治したいと迷われている方は、ご検討してみて下さい。