YouTube チャンネル「血管ちゃんねる」の開設について
当院では⼗分な説明と同意に基づいた医療を基本⽅針としています。
対⾯で説明を⾏い、備忘録として⽂書を渡しています。ほとんどの⽅ではこれで問題ありませんが、なかにはこのやり⽅では難しいケースもあります。
具体的には以下のようなケースがこれまでにありました。
―コロナ禍での感染予防のため、対⾯での説明が制限されている。
―TV慣れしていて⽂書を読むのが苦⼿。或いは視⼒低下のため⽂書を読むのが困難。
―フォーマルな⽂書で読むと⼀字⼀句や⽂⾔・⾔い回しが気になってしまい、誤解してしまう。
―⽂書ではあくまでも「可能性」や「リスク」について説明しているのですが、それらが全部起きると勘違いして怖くなってしまう。
そういった⽅々にもきちんと納得した上で医療を受けて頂きたいと思います。動画においては以下の点に留意しています。
―⽂書での堅苦しい表現に対して、もっとくだけた雰囲気と⼝語表現にしています。
―⼀般論中⼼の⽂書に⽐べて、院⻑⾃⾝の臨床経験に基づいてもっと踏み込んだ内容にしています。
―対⾯説明を受けても忘れてしまう、聞き逃してしまうこともあるのが現実です。あとから⾒直して思い出せるようにしてあります。
―⼿術前に緊張するのは当然のことです。緊張を和らげるために、院⻑やスタッフのフランクな⼈柄を知って頂きたいと思います。そのために医療以外の事柄についてもあえてふれてあります。
2023年1⽉時点でまだまだ動画本数が不⾜しているのですが、週⼀本のペースで動画を追加していきます。HPにも関連する動画リンクを追加していきます。
医療には「100%安全」や「ゼロリスク」ということはありません。医療に限らず、予想外の事柄は少ない確率ながらもあり得るのが現実です。よりよい医療を受ける上で⼤事なことは、リスクをきちんと認識した上で、医療従事者との信頼関係や共闘関係を醸成することです。そのために説明動画や説明⽂書が役⽴つことを願っています。
院長 秋好 沢林