秋好院長ブログ
足の痛みと静脈瘤 その1
投稿日:2018年10月11日 カテゴリー:下肢静脈瘤について
静脈瘤があると足が痛くなることがあります。
多くの場合で以下のようなタイプ・表現の痛みです。
#1足がだるい。足が重い。
#2ずっと立っていると足がじんじんしてくる。
#3夜中や早朝に足がつる。
このような痛みは静脈瘤による足の痛みとしては典型的なものであり、手術をすると高確率で改善します。
#1、#2の痛みについては静脈瘤による足の痛みとして理屈があっており、手術をすると良くなることが多いです。現役世代で他に病気がない方はかなりスッキリとするようです。ただし、近年は高齢化社会を反映して、他に病気を持っていたり、病気とまでは言えなくても年齢による筋力の低下や関節の痛みなどがあってすっきりと良くならないケースも残念ながらあります。
#3の足のつりは静脈瘤特有の症状です。手術をすると夜中に起きなくなるため大変に感謝されます。
さて、問題なのは静脈瘤以外で足に痛みをきたす病気が他にあるか、ということです。
結論から言うと、あります。しかも、結構な確率で重なっていることがあります。
このような場合には症状を聞いて、見分けていく必要があります。その上で順序付けをして治していくことになります。