秋好院長ブログ
大学同窓会
投稿日:2017年10月16日 カテゴリー:日記
昨日は大学同窓会でした。
10年ぶりの日吉キャンパスはおしゃれになってました。20年前はゴミゴミした学生街だったんですけどね。
直前になって手が足りないから来てくれ、と急遽お手伝いをすることになりました。
ブラックジャックセミナーといって、本物の手術器具を使って、お子様達に手術体験をしてもらおうという企画です。外科は4K職場(きつい、きたない、きけん、きびしい)の代表選手なので志望者が年々減っているのです。
その傾向をなんとか食い止めよう、という涙ぐましい努力なのです(T_T)。もちろんそんなことはおくびにもださずに、天使のように優しく接しますけどね。
それじゃあ、ブラックジャックセミナーじゃなくてブラック企業セミナーじゃないか、というご意見はごもっともです。
外科に限らず、医師に限らず、どの科でも、どの職種でも医療職にはある程度のブラック体験はつきものです。命を救うこと、救えるようになること、人の苦しみを引き受けることはそんなに簡単なことではありません。ブラックを耐えられない人はホワイトではおよびではないのも現実なのです。
鬼手仏心
常在戦場
などなど、医療職を形容する言葉は沢山あります。楽しそうに道具を操っている子どもたちをみて、この子達に耐えられるだろうか、この子達の輝きを無駄にすることにならないだろうかと不安を覚えないわけではありません。うまい話で勧誘するだけでなく、現役医療職の側でも合理化・最適化の努力は今後も必要でしょうね。