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湘南平塚下肢静脈瘤クリニックブログ

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秋好院長ブログ

AIと宇宙旅行と自動運転

最近、高校・大学の同級生たちと食事をする機会がありました。

一人はエンジニアとしてコンピューター関係の仕事をしています。AI(人工知能)が流行りということはよくわかりました。

一人は宇宙医学の研究をしています。最近のロケットは着陸するんですね!たまげました。

自動運転もどんどん進歩しているようです。近々発売される車は歩行者を車が自動で避けてくれるようです。

こういった最新技術と医学はどう関係するかなあ、としばらく考えました。

人工知能は「診断」という行為をかなり変えると思います。診断という行為は、観察・情報収集(検査等)をもとに、推論を行い、可能性を選択・排除していく過程です。推論・選択・排除については人工知能が得意とする分野だと思います。一方で、人間相手の観察・情報収集という行為は人工知能は得意では無いと思います。人工知能には感情がないので、患者の感情を理解できません。患者の感情による情報バイアスは理解できないので、偏った判断になるかもしれません。また、人工知能の診断を患者はそのまま受け入れるでしょうか?人工知能はすべての喫煙患者に禁煙を申し渡すでしょう。だからといって禁煙しますか?しないと思います(笑)。人工知能に言われたぐらいでそんなに簡単に禁煙が出来るならJTはとっくに潰れています。人工知能の医療への応用では患者の感情への理解と配慮がネックになると思います。

宇宙医学はどうでしょうか?現在の医学体系は重力の存在を前提にして構築されています。典型的なものでは足のむくみです。これは重力があるからこそ起きることです。無重力空間では足ではなく、顔がむくむ(ムーンフェイス)現象が生じます。一方で、無重力空間では手術は困難になるでしょう。手術に出血はつきものですが、無重力空間では部屋中に血が浮きます。重力があるからこそ、下に流れた血を回収できるのです。人間の体を重力から解放することで解決することもあるでしょうし、不可能になることもあるはずです。

自動運転は医学というよりは医療システムに大きな変化をもたらすでしょう。交通事故の減少、高齢者の通院の手助け、救急車の運転などなど。また、ドローンの併用で災害時医療システムもより進化するのではないでしょうか?現行の医療網は交通網に大きく影響される一方で、構築時には交通網にあまり配慮していません。交通網、医療網はお互いに勝手に動いています。医療過疎と病院過多が同じ国で同時に存在するのはそれも一因です。自動運転技術を用いて交通網と医療網をより連携させることが出来れば、医療システムも大きく変わるでしょうね。

21世紀の医療は楽しみですね。

クリニック概要

医院名 湘南平塚下肢静脈瘤クリニック
診療科目 内科・血管外科
住所 〒254-0043
神奈川県平塚市紅谷町14-20 FT共同ビル3F
TEL JR東海道・湘南新宿線「平塚駅」北口・西口より
徒歩3分
電話 0463-74-6694
休診日 日曜日、祭日、土曜日午後
診療時間 日・祝
9:00~
12:00
13:00~
18:00

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