秋好院長ブログ
12/24-1/5は休診です。
投稿日:2020年12月23日 カテゴリー:お知らせ
本日をもって2020年の診察を終了しました。
当院の基本方針として、クリスマスと年末年始はスタッフがご家族で心おきなく過ごせるように長期の休みをとります。
普段、ご家族からスタッフをお借りしているわけです。家族が揃う年末年始ぐらいは仕事の心配をせずにゆっくり過ごしてほしいということです。
今年は当院の静脈瘤診療もコロナに大きな影響を受けました。例年だと患者が殺到する春季と夏季はコロナの不安がマックスであったために受診控えが起きました。一方で、夏季に受診を控えた患者の静脈瘤は確実に悪化し、例年なら閑散期となる秋季と冬季にも皮膚炎や潰瘍の患者が多数受診しました。
受診行動にはワイドショーが大きな影響を与えることがわかりました。ワイドショーのコロナ報道が過熱すると受診がピタッと止みます。そして、ワイドショーがコロナ報道に飽きて芸能ネタを始めるとまた受診が増えます。
ワイドショーは公正な科学的な番組ではないし、報道番組ですらもありません。ワイドショーの多くは低俗で、バラエティ番組と大差ありません。
生命や健康を大事に思うのであれば、視聴率目当てのワイドショーに踊らされることなく、きちんと科学的に公平な判断を下していかなければならないと思います。この点については、啓蒙を続けていかなければならないと感じました。
一方で医療機関側にも努力が必要です。現行の仕組みではコロナの恐怖で受診を控えている患者を助けることができません。このため当院ではオンライン診療の本格導入に向けて動き出しました。この点については政府のオンライン診療恒久化の方針が助けになります。緊急事態宣言中にメールでのオンライン診療を開始したのですが、メールというのはなかなかハードルが高いというのが現実のようです。LINEでのオンライン診療を近々開始したいと思います。LINEであれば、より多くの人が簡単に相談できるようになります。しばらく様子をみてよい静脈瘤なのか、早めに手術したほうが良い状態なのかをテレビ電話で判断できます。遠方の患者も気軽に相談できるようになります。
2021年もより良い医療を提供できるように努力を続けたいと思います。