秋好院長ブログ
パワーアップ計画進行中
投稿日:2017年10月25日 カテゴリー:お知らせ, 下肢静脈瘤について
もうすぐ開院6ヶ月です。この間に700人以上が受診し、300例以上の手術を行いました。
全例を院長が担当しています。
もともとこの地域の中核病院で血管外科をやっていたので、医療事情は承知していたつもりだったのですが、開業してからはクリニックと病院では医療事情が異なることがわかりました。
当院の治療プロトコールは中核病院血管外科での経験と静脈瘤クリニックの先輩方の経験のハイブリッドでした。これもいいプロトコールだったと自負していますが、想定外の状況もありました。
例えば、
「自転車に乗って手術を受けに来ていいですか?」
「収穫の合間に手術をしたい」
「手術後いつから筋トレしていいですか?」
中核病院では入院手術がメインだったので、自転車の問題は経験しませんでした。ところが平塚の高齢者は自転車移動が多いので、日帰り手術では大事な問題なのです。
収穫の問題は先輩方のクリニックでも想定されていませんでした。多くの日帰り手術クリニックは都内もしくは横浜駅付近などの都市部にあるためです。
筋トレの問題は完全に想定外でした。とりあえずだめと言っとけばいいのかもしれませんが、せっかくついた筋肉が落ちてしまうことを考えるとそういうわけにもいきません。己の未熟さを悟りました。
こういった経験を盛り込んでより幅広い患者様に対応出来るように治療プロトコールを磨いています。
早速ですが、術前と術後の説明文書を改訂しました。患者様のなかには一回目と二回目の手術で説明ややり方が違うと戸惑う方もいると思います。
状況に合わせて小回り良く対応していくこと、どんな患者さんでも同じように治療を受けられるようにやり方を常に磨くことが専門クリニックの使命なのです。ご理解いただければ幸いです。