秋好院長ブログ
開院4ヶ月のご報告
投稿日:2017年9月16日 カテゴリー:お知らせ
当院もとうとう開院四ヶ月を迎えました。
この間に初診患者数は593名、手術件数は190件を数えました。
平塚市民病院では年間に100件弱だったので、地域の中核病院の二年分の手術件数を4ヶ月で済ませてしまったことになります。当院は非常勤医師は雇っていませんので、全て院長が担当しています。待ち時間を短縮するために9月、10月と手術のペースをさらに早めています。
平塚という地方都市で、都内の専門クリニックと変わらないことを行うことは私達のクリニックだけでは出来ませんでした。以下に感謝の気持ちを述べたいと思います。
- 済生会平塚病院、平塚市民病院、平塚共済病院、伊勢原協同病院の協力
- 平塚市医師会の協力
- 優秀なスタッフに恵まれたこと
当院は下肢静脈瘤の診断と治療でCTを積極的に活用しています。CTで静脈瘤の成り立ち、分布を把握し、過不足ない治療を行うことをモットーとしています。クリニックでは高価で高性能なCTを維持することは困難であるため、専門クリニックであっても撮影を断念することがあります。平塚市内の3病院(済生会平塚病院、平塚市民病院、平塚共済病院)は快くCT撮影を行ってくれました。また、交通不便な周辺自治体の患者様や高齢などで移動手段が無い方のために伊勢原協同病院は病院・自宅間の送迎を行ってくれました。
市民病院勤務時代より平塚市医師会には病院と診療所の連携を通じて大変にお世話になりました。当院は特殊な専門クリニックであるために平塚市医師会の行う検診事業などであまり役立てません。にも関わらず当院を医師会に受け入れ、積極的に活用してくれました。4ヶ月間で複数の肺塞栓症(エコノミークラス症候群)や凝固異常(血液が固まりやすい病気)などの比較的珍しい病気の診断と治療を受け持ちました。今後も専門とする下肢静脈瘤はもちろんのこと、幅広い血管外科の知識を活かして平塚市の医療に貢献したいと思います。
最後は身内になりますが、やはり優秀なスタッフのおかげです。当院の事務、看護師は病院や診療所で経験を積んだベテランぞろいです。医療は医師だけで成り立っているのではありません。看護師、医療事務がいなければ医療として成立しません。身内びいきになってしまいますが、当院のスタッフは極めて優秀です。病院に勤務していれば、師長や管理職など職場のリーダーとして活躍できたと思います。これだけのスタッフに恵まれたことは本当に幸運でした。
今後も「よりよい医療をより身近に」という理念を実現するために邁進したいと思います。これからもよろしくお願いいたします。