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湘南平塚下肢静脈瘤クリニックブログ

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秋好院長ブログ

下肢静脈瘤と男女差

下肢静脈瘤は女性に多いと一般には言われています。教科書でもそう書いてありますし、NHKの医療番組でもそのように説明されていたとのことです。

 

昔はそうだったけど、そうでもなくなっているというのが現場の実感です。

 

昔は女性が6人ぐらいの子供を生むのはざらでした。妊娠・出産は静脈瘤発生のリスクファクターですので妊娠・出産の回数が増えれば当然ながら静脈瘤発生のリスクは上昇します。現在は少子化で出産や妊娠の回数はぐっと少なくなりました。その分だけ静脈瘤発生のリスクは減ったと思われます。

 

次に男性側の要因です。一言でいうと半ズボンです。30年前は社会人の男性が普段着として半ズボンを履くことは珍しかったと記憶しています。また、20年前ぐらいの高齢男性は「どうせ長ズボンだから別にいいよ」と手術を希望しない方も多かったですし、そもそもが他人に指摘されない、あるいは恥ずかしがってずっと長ズボンで隠していることも多かった。今は夏になるとみんな半ズボンです。その分だけ受診するようになったと感じます。

 

男女側それぞれの要因で、発生頻度の男女差がなくなりつつあると感じます。ただ、静脈瘤と自覚して外来に来る人だけをカウントしていますので、実際のところは誰にもわかりません。潜在的には逆転しているのかもしれないし、やっぱり女性の方がずっと多いのかもしれません。

 

治療する側からすると、どっちでもいいというのが本音です。男性だからといって治療を恥ずかしがる理由はないので、堂々と受診すればいいし、女性だからといってなんでもかんでも治す必要はないです。困っていることに男女は関係ないよ、と思います。

第17回 平塚市民病院 市民健康講座

3/17 第17回 平塚市民病院 市民健康講座

「知ってますか、血管の病気 動脈瘤と静脈瘤」

は延期になりました。

 

3/17に平塚市民病院で開催予定でしたが、インフルエンザやコロナウィルスの流行のため不要不急のイベントは延期にしようということになりました。

流行が収まってから盛大に執り行いたいと思います。

 

今回のコロナウィルス肺炎は致死率は高くないようですが、防ぐにこしたことはありません。平塚市でも保健所を中心に医療機関全体で防疫に取り組んでいます。

 

収まらない流行はありません。どんな感染症でも流行はいつか収まります。

ピンチになったときが街や人々の本当の姿が試されるときです。どんなときでも弱者への同情やいたわりを忘れず、噂やデマに惑わされることなく理性的に行動しましょう。防疫はもちろん、流行収束後に禍根を残さないためには勇気を持って行動することが大事です。

下肢静脈瘤は何科を受診すればいいのか?

「下肢静脈瘤だとはわかっていたんだけど、どこを受診すればいいのかわからなかった、どこを受診すればいいのか?」という質問をよくいただきます。

 

結論から言うと、血管外科です。血管外科を受診すれば間違いはありません。なぜならば、過去50年にわたって日本の下肢静脈瘤を治療してきたのは血管外科医であり、日本の下肢静脈瘤治療の経験は血管外科に集積されているからです。ただし、血管外科医は極端に数が少ないので、皮膚科で相談するのがよいと思います。皮膚科では鬱滞性皮膚炎で困っている患者さんを沢山診ているので、その地域で良い治療をする血管外科医を知っていることが多いです。下肢静脈瘤は足が重だるくなるので、整形外科で相談しても良いと思います。

 

たいていの場合、いい血管外科医を紹介してくれますよ。

クリニック概要

医院名 湘南平塚下肢静脈瘤クリニック
診療科目 内科・血管外科
住所 〒254-0043
神奈川県平塚市紅谷町14-20 FT共同ビル3F
TEL JR東海道・湘南新宿線「平塚駅」北口・西口より
徒歩3分
電話 0463-74-6694
休診日 日曜日、祭日、土曜日午後
診療時間 日・祝
9:00~
12:00
13:00~
18:00

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