秋好院長ブログ
6月が終わりました。
今日で6月の最後の手術日が終わりました。今月も全件で無事故で手術が終わって良かったです。
ただ、反省点もありました。
6月は繁忙期で患者さんが殺到するので、外来枠等の調整である程度は準備していたのですが、それをはるかに上回ってしまいました。
結果として、スタッフにかなりの負担がかかったのはもちろんですが、私自身も外来でかなりあたふたしてしまいました。
もともと外来予約数を通常の医院の半数程度とかなりしぼってあり、一人あたりの時間を長めに設定してあります。しかし、予約外の患者さんが押し寄せると収拾不能になってしまいます。改めて予約をとって来ていただくようにご案内しているのですが、遠方からいらっしゃっている患者さんではそうもいかず、「きちんと説明したい」という気持ちと生来のせっかち故の「早くしなきゃ」という気持ちでごちゃごちゃになってしまいました。毎日、夕方になるとくたくたでした。まだまだ修行が必要なようです。
一部の予約患者さんにはご迷惑をおかけしたと思います。この場を借りてお詫びしたいと思います。
また、電話、ネットのどちらでも結構ですので、予約をとってから来院することを皆様に改めてお願いしたいと思います。
手術は万全の体調で余裕を持ってできるように午前中いっぱいを割いていますので、安心していただいて大丈夫です。
こちらは無事故記録を更新中ですのでご安心ください。
6月11日休診
6月11日は月に一度のリフレッシュ休暇のために休診とさせていただきます。
働き方改革が論議されていますが、多くのクリニックは少数精鋭のためなかなか難しいのが現実です。
「他人の健康に責任を持つためには、まず自分の健康に配慮しなくてはいけない」という考えのもと、当院では開院当初より月に一度は連休をとって心身ともにリフレッシュすることを心がけています。また、医療従事者が積み重ねた経験や技術が継続的な労働を通じて世の中にきちんと還元されるためにも、医療従事者こそきちんと休むべきと考えています。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。
春の風物詩
平塚で春の風物詩といえばシラスです。2018年は3月11日に解禁になりました。
院長は子供の頃からシラスが大好きなので解禁日に買いに行きましたが、不漁で売っていませんでした。
その後は仕事が忙しくて行けなかったのですが、高校の同級生が湘南に遊びに来てくれた時に一緒に買いにいきました。
シラスには色々な食べ方があります。湘南では生シラスを食べることも出来ますが、一番のお勧めはできたての釜揚げしらすだと思います。
週末の朝に釜揚げしらすが出来る時間を狙って買いにでかけます。それぞれに贔屓の店がありますが、院長のお勧めは須賀漁港近くの砂浜の上にある店です。
ここでできたてのまだほんのり温かい釜揚げしらすを買って帰るわけです。自宅で炊きたての白米にたっぷりと乗っけて食べてもいいですし、豆腐に沢山載せて好みの薬味をぶっかけてしらす奴にしても美味しい。この時に醤油と一緒に少量のごま油をかけるのが好みです。そうすると香ばしさが加わりまたなんとも言えないのであります。
シラスを買いに行くついでに須賀漁港近くの魚屋で刺し身を買って帰るのもありです。そうすると昼から宴会コースです。朝から食べて呑んで昼寝して1日が終了するというなんとも幸せな1日となるのです。
感動にレベルもラベルもない。
投稿日:2018年3月10日 カテゴリー:日記
表題はバブル時代に一世を風靡した映像作家のお言葉です。
これはまさにその通りだなあと実感しています。
血管外科医の守備範囲・手術は大動脈瘤の破裂という超緊急手術から下肢静脈瘤の日帰り手術までに及びます。ある時は説明もそこそこにせっかちに手術室に運んで緊急手術をする一方で、ある時はお年寄りの足の悩みに耳を傾けます。(たまにせっかちの血が騒いで後悔します。すみません。)
当然ですが、医療は救命優先です。大動脈瘤の破裂と下肢静脈瘤の日帰り手術のどちらを優先するかといえば、破裂の手術です。
一方で、手術が終わった時の患者の喜びにはそれほどの差はないのが実感です。命拾い「まで」した人も足が軽くなった「だけ」の人も精一杯感謝してくれます。そこにはレベルの違いはないのです。
また、手術「まで」受けた人も話を聞いてもらった「だけ」の人も同じように感謝してくれます。
せっかちな私をフォローして患者さんの悩みに耳を傾ける看護師・医療事務の支えがなければクリニックは成立しません。
感謝・感動にラベルはないことを優秀なスタッフから教わりました。スタッフと日々を過ごすなかでつくづくそう思います。
医療従事者として秀でているだけでなく、生活者としての知恵に優れた人達だと思います。
毎日が勉強ですね。
勉強会での講演
投稿日:2018年2月27日 カテゴリー:お知らせ, 下肢静脈瘤について, 勉強会・講習会のお知らせ, 日記
昨日はある勉強会で「下肢静脈瘤の最新の治療」ということで講演をしました。
当院の行っている治療、また、レーザー治療の未来と課題についてお話しました。
また、京都からいらっしゃった高名な循環器内科の先生の特別講演も拝聴しました。とても勉強になりました。伏見スタディという日本発の有意義な研究を率いている方なのですが、湘南・平塚でもそういう臨床研究が出来たらいいな、と思いました。
とても有意義な会でしたが、反省点も2つ。
1.演者にも関わらず、ネクタイとスーツを忘れてしまった。出勤後にはっと気づき、ありあわせのジャケットとチノパンツで出席しましたが、他の演者の方はびしっとしたスーツなのに、一人で真冬にクールビズという失態を犯してしまった。
2.会場を見渡したら、カジュアルな方も多く、一般の方も多いように勝手に勘違い。「私もノーネクタイですが、皆さんもカジュアルですよね?一般の方や患者さんも多いようですので、分かり易く、噛み砕いてお話したいと思います」と壇上で宣言してしまった。後で聞いたら、全員が先輩開業医だった。
保守的で年功序列が色濃く残る医療界で、地雷原をまっすぐに渡ってしまったような気分です。
そんな気分でしたが、終わった後に患者さんの相談やご自身の相談を幾つか受けました。医療従事者も含めて静脈瘤で悩んでいる人は多いこと、周りに相談出来る人がいなくて医療従事者自身が困っているんだな、ということを実感しました。明日からまた頑張って外来をやろうと思いました。