秋好院長ブログ
日本初の使用例
投稿日:2018年2月5日 カテゴリー:お知らせ
一般の人はこの写真をみても何がなんだかわからないと思います。
このぐるぐる巻いているのはレーザーファイバーで、これを血管の中にいれて血管を内側から焼き潰すのがレーザー治療です。
これは最新式のレーザーファイバーで現時点で日本の医療保険で認められているものでは最も細いものです。
太さはわずか1.1ミリ!点滴の針の中にも入ります。
細いということは傷跡も小さくなるし、術後の痛みも少なくなるということです。また、細さを利用して色々な活用法も考えられます。
本日、当院で導入されました。日本で初めての医療保険での正式使用例です。(海外からの個人輸入での使用例は除きます。)
患者さんからの評価が第一なのはもちろんですが、医療知識のない一般患者が医療技術を判断するのが困難なことも事実です。
医療技術、特に高度な手術、はやはり医療関係者でなければ評価はできないのが現実だと思います。
偶然によるものもあるとは思いますが、日本での初めての正式使用が許されるというのは大変に光栄なことです。
医療のプロである医療機器業者からの信頼がなければそのようなことはありえないことですから。
当院は「よりよい医療をより身近に」という目標を掲げ、地方都市でも日帰り手術という高度な医療を受けられるように努力してきました。これまでにやってきたことに対して同業者からも一定のご評価をいただけたのはとてもうれしいことでした。