秋好院長ブログ
足がつる人にカルニチン
投稿日:2017年11月8日 カテゴリー:お知らせ, 下肢静脈瘤について
下肢静脈瘤で足がつるのは有名な話です。下肢静脈瘤の手術をするとスッキリと治る人がほとんどです。
しかし、下肢静脈瘤がないのに足がつる人がいるのも事実です。漢方薬が有効なことが多いですが、漢方薬を使っても治らない人もいます。
そんな方にはカルニチンです。カルニチン欠乏症によって足がつっているのかもしれません。
カルニチンという言葉に耳慣れない人がほとんどだと思います。
カルニチンはそのほとんどが骨格筋に存在しています。しかも、体内の合成だけでは不足し、大半は赤身肉から摂取されます。噛む力が弱くなった高齢者や野菜中心の生活の人はカルニチンが不足しがちです。そのために足がつることもあるようです。
ただし、下肢静脈瘤で足がつっている方はカルニチンを飲んでも効きません。原因が異なるからです。まずは下肢静脈瘤をきちんと治療してからカルニチンや漢方薬を飲むようにしましょう。
もちろん保険適応です。当院でも処方することができます。