秋好院長ブログ
いよいよです!
平塚の七夕祭りまでいよいよ一週間を切りました!
当院の診療は7月6日までやっております。7月7日、8日はお休みさせて頂きます。当院は七夕祭りの中心地に位置するため、通院困難になるためです。申し訳ありません。
6月は大変に忙しい月でした。開院直後より手術のご依頼を沢山頂きました。
院長もスタッフもここで一息入れて、お祭り明けより心機一転頑張りたいと思います。
日本の国際化
投稿日:2017年6月24日 カテゴリー:日記
平塚は地方都市ですが、外国の方も多くいらっしゃいます。
この一ヶ月間だけでも、欧米の方を拝見することもありましたし、先日はアジアの方の手術も引き受けました。
旅行中にさっと手術をしたのでメディカル・ツーリズムということになるのでしょうか?
自分自身がアメリカ留学中に病気になったときに大変な不安を感じました。そういうときに助けてもらったことを忘れることはないと思います。職業柄、普段は周りに医療がありふれているだけにひとしおでした。
環境整備や言葉の問題、費用の問題など整備することは山ほどありますが、これからも積極的に引き受けたいと思います。
スギ花粉症に対する免疫療法
投稿日:2017年6月15日 カテゴリー:お知らせ, 免疫療法
静脈瘤クリニックで免疫療法?と思われるかもしれません。
実は院長のハーバードでの研究テーマは移植免疫学だったんですね。特に免疫制御細胞やcostimulatory pathwaysといったことをやってました。移植後の患者さんでどうやって拒絶反応を抑えるかといったことを研究していたんです。話題のオプジーボとはコインの裏表のような関係です。癌の免疫療法は癌細胞が免疫による監視システムから逃げられないようにしたり、逆に免疫を利用して癌細胞だけを狙って攻撃する治療法です。
そもそも院長の高校時代の夢は生物学者、特に免疫学の研究者だったんです。
というわけで、今回はスギ花粉症に対する免疫療法に関する話題です。専門的に表現すれば、スギ花粉症に対する免疫寛容の誘導です。当院では、スギ花粉症を対象とした減感作療法舌下免疫療法薬「シダトレン®スギ花粉舌下液」による花粉症治療を行っております。
舌下免疫療法とは、アレルギーの原因となるスギ花粉を少量から投与することで、身体をスギ花粉に慣らさせます。アレルギー症状を和らげ根本的な体質改善が期待できる治療法で、健康保険の適用となっています。
シダトレン®はどこの病院やクリニックでも処方可能というわけではありません。 講習会及び 講座を受講し、所定のテストに合格したアレルギーに詳しい登録医師でないと処方できません。湘南平塚下肢静脈瘤クリニックは処方可能医師と医療機関に登録されております。
スギ花粉の飛散が終了したちょうど今の時期から12月頃までが、治療開始時期として適切です。スギ花粉症に悩まれてきた方、もう少し詳しく舌下免疫療法について知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
今回はシダトレンの紹介でしたが、いつかイギリス史上最高の研究者と言われた免疫学者である Peter Brian Medawar(1960年 ノーベル生理学・医学賞)や慶應義塾大学医学部の創設者である北里柴三郎(第一回ノーベル生理学・医学賞候補)についてもお話できるといいですね。
下肢静脈瘤と閉塞性動脈硬化症を合併した例
投稿日:2017年6月12日 カテゴリー:下肢静脈瘤について, 当院での治療例, 閉塞性動脈硬化症について
この患者様は足が痛い、歩けない、血管が膨らんでいるとのことでいらっしゃいました。病院でも下肢静脈瘤ということで血管外科にまわってきました。
お話を伺うとすぐに普通の静脈瘤ではないということが分かりました。動脈の検査も並行して行い、閉塞性動脈硬化症と下肢静脈瘤の合併とわかりました。
まずは閉塞性動脈硬化症の画像所見です。
黄色の矢印の箇所で外腸骨動脈が高度狭窄しています。また、右浅大腿動脈(赤い矢印を結ぶ区間)が閉塞しています。浅大腿動脈の閉塞区間では側副血行路がよく発達しているので、浅大腿動脈の閉塞は以前からのものと推測されます。
次は下肢静脈瘤の画像所見です。
青い矢印で示すように右大伏在静脈が累々と拡張しています。典型的な下肢静脈瘤です。レーザーによる日帰り手術できれいに治ると考えられます。
この患者様は点滴と抗血小板薬の内服で閉塞性動脈硬化症による症状はすぐに軽快しました。今後は下肢静脈瘤のレーザー焼灼術と外腸骨動脈の狭窄に対するカテーテル手術を行う予定です。
このような治療は動脈・静脈両方の専門家である血管外科医にしか行なえない治療です。かつ、病院との連携がとれている地元密着の専門クリニックにしかできない治療です。今後はこのような病診連携による高度な日帰り治療が主流になっていくのではないかと思います。
隠れスタッフ
投稿日:2017年6月10日 カテゴリー:日記
今回は当院の隠れスタッフのお掃除ロボ達についてです。
まずは診療スペース用ルンバ君。
この子は大雑把なところもあります。角や隅のお掃除は苦手かな。ただ、かなりパワフルなので、広いスペースを掃除するのに向いています。
そんなルンバ君をサポートするのがブラーバちゃんです。ブラーバちゃんは二台います。
この子はかなり繊細にきれいにしてくれます。明らかにこの子の方がルンバ君より賢い(笑)。この子は主に処置室を担当しています。処置室にはレーザーや超音波検査装置などがあって、コードに絡まるとまずいのです。
診察室担当はDeebot君です。
この子は賢いです。吸引と拭き掃除を同時にやってくれます。隅の掃除も得意です。時間を設定すると自動で掃除して、終わると勝手に充電スペースに戻ります。この子は人通りが一番多い待合室担当です。毎朝、毎昼、毎晩の3回を自動でやってくれます。
ロボット達ではできないところはRyobiの業務用コードレス掃除機で掃除します。
BHC-1800。カタログ値では国内最強のコードレス掃除機です。バッテリーもよく持ちます。ロボット達が苦手な隅や角、ちょっとしたゴミはこの掃除機でさっと掃除します。欠点はうるさい。ジェット機のような音がするので、会話ができなくなります。
なんでこんなに掃除にこだわるかというと、日帰り手術をするからなんですね。やっぱりゴミが落ちているところでは手術を受けたくないですよね。そういうわけで、当院では仕事終了後に片付けと掃除をして、始業前にもロボット達が掃除します。一番きれいな状況で手術をします。午前中の手術が終わると、外来前にロボット達が掃除をするんです。