秋好院長ブログ
日本初の使用例
投稿日:2018年2月5日 カテゴリー:お知らせ
一般の人はこの写真をみても何がなんだかわからないと思います。
このぐるぐる巻いているのはレーザーファイバーで、これを血管の中にいれて血管を内側から焼き潰すのがレーザー治療です。
これは最新式のレーザーファイバーで現時点で日本の医療保険で認められているものでは最も細いものです。
太さはわずか1.1ミリ!点滴の針の中にも入ります。
細いということは傷跡も小さくなるし、術後の痛みも少なくなるということです。また、細さを利用して色々な活用法も考えられます。
本日、当院で導入されました。日本で初めての医療保険での正式使用例です。(海外からの個人輸入での使用例は除きます。)
患者さんからの評価が第一なのはもちろんですが、医療知識のない一般患者が医療技術を判断するのが困難なことも事実です。
医療技術、特に高度な手術、はやはり医療関係者でなければ評価はできないのが現実だと思います。
偶然によるものもあるとは思いますが、日本での初めての正式使用が許されるというのは大変に光栄なことです。
医療のプロである医療機器業者からの信頼がなければそのようなことはありえないことですから。
当院は「よりよい医療をより身近に」という目標を掲げ、地方都市でも日帰り手術という高度な医療を受けられるように努力してきました。これまでにやってきたことに対して同業者からも一定のご評価をいただけたのはとてもうれしいことでした。
スギ花粉症免疫療法の開始時期について
投稿日:2018年1月29日 カテゴリー:お知らせ, 免疫療法
例年の関東地方のスギ花粉の飛散時期は2月から4月にかけてと言われています。
スギ花粉が飛散している期間にスギ花粉症免疫療法を新たに開始することは出来ません。(既に開始済みの方は継続できます。)
スギ花粉免疫療法を花粉飛散時期に新たに開始すると症状が増悪する可能性があるため、保険で認められない恐れがあります。
このため、新たにスギ花粉免疫療法を開始するのは5月以降となります。
繰り返しますが、2月以前に既に開始済みの方は2月から4月にかけても継続することが可能です。
スギ花粉症でこの時期にお悩みの方の相談や対症療法はいつでも可能です。その際に免疫療法の予約をすることを勧めます。
2018年度診察開始
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
本日より診療開始です。
年末年始はしっかりと休みをとりました。休みの間にも新たな知識や考え方を吸収しました。そのようなことは毎日の手術で疲れている時には出来ません。改めて休養の重要性がわかりました。
“You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.”
(人生の出来事を前向きにつなげることは出来ない。それぞれの出来事をつなげることは人生を振り返った時にしか出来ない。だから、出来事同士がいつかはつながって意味を成すことを信じなければならない。)
iPhoneを作ったSteve Jobsの言葉です。
人生には色々な出来事があって当然です。自分の望まぬことも多々ありますが、それをきっかけとして最良の出来事が生まれることもあります。大事なことは何も起こらないことではなく、起きたことを受け入れてどのように意味のあることにするかなのかもしれませんね。
今年は何が起こるのでしょうか。楽しみな一年です。
2017年度の診察終了
投稿日:2017年12月20日 カテゴリー:お知らせ, 日記
2017年度は12月22日をもって手術最終日、12月25日をもって外来最終日と致します。
2018年度は1月4日より外来開始、1月5日より手術開始と致します。
2017年度は開院初年度ということでスタッフにも随分と負担をかけてしまいました。
9連休と長めの休みとなりますが、みんなでしっかりと休みをとって2018年度も事故の無いようにしたいと思います。
2018年がどのような一年になるか楽しみですね。
Put your oxygen mask first
投稿日:2017年12月6日 カテゴリー:お知らせ
Put your oxygen mask first.
飛行機で事故が起きたときに、子供に酸素マスクをつけてあげる前に、親が自分の酸素マスクをつけましょう、という意味です。
情緒的日本人からは反感を買うかもしれませんが、これは非常に合理的な考え方です。
子供に酸素マスクをつけた後に親が失神してしまったら、避難時に誰が子供の面倒をみるのでしょうか?子供が放置されていたら、全体の避難にも大きな影響を与えます。
他人に対して責任を負う立場にある人間は、まず最初に自分自身のことに責任を負える状態でいなければならないのです。
医療というのは他人の健康に対して介入し、責任を負う仕事です。そのためにはまずは自身が健康でいなければなりません。
この考えに基いて、11月より火曜日を全日休診とし、終了時間を30分だけ短縮しました。
年末年始の休みも長めに設定しました。
火曜日を定休日としたのは、連休に備えてのことです。
小さい子供がいる方であればよくご存知とは思いますが、連休は親にとっては休みではありません。旅行に出かけたりなんかしたらぐったりです。火曜日を休みにすれば、連休後に仕事も子供もいない時にゆっくりと休めるようになります。
また、仕事が終わってからも、休む間もなく自宅では家事や子供の面倒が待っています。
仕事を早く終わらせれば一息入れることができます。
働く時は集中して働き、休む時はしっかり休む。
責任が重い医療従事者であるからこそしっかりと休まないといけないと思います。