湘南平塚下肢静脈瘤クリニックブログ

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秋好院長ブログ

高齢者の腹部大動脈瘤

この患者様は足のむくみで受診された患者様でした。

その日のうちに超音波検査をやって深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)がないことは確認しました。お腹の中の静脈(腸骨静脈)に血栓があるかを確認したところ、腹部大動脈瘤があることが分かりました。

ご家族にお話を伺ったところ、入院した病院で以前にも指摘されたことがあるがフォローアップは受けていないとのこと。こちらから病院にコンタクトをとって状況を確認する共に、CTを取り寄せました。

たしかにCTにも腹部大動脈瘤が写っています。腹部大動脈瘤の内側についている血栓が血流にのって流れて、細い動脈を詰まらせていたことが前回の入院の原因でした。(Blue toe症候群)ただし、高齢で手術を希望されなかったので、外来ではフォローアップされずに宙ぶらりんになっているようでした。

リスクの大きさと比べてご本人の体力やご家庭の状況を鑑みると手術はやはり現実的ではないということで意見が一致しました。当院でフォローアップを行い、必要時には病院へ改めて紹介することにしました。

現在の医療は高度な治療を行う病院とプライマリーケアを行う診療所の連携(病診連携)がとても重要です。ただ、一般の診療所ではなかなか難しいケースもあります。このようなケースでは地域に密着した専門クリニックがお役にたてると実感したケースでした。

CTがとても役にたった例

この患者様は足のだるさ、痛みで受診された患者様でした。一見すると表在静脈の拡張は軽度で、一般のドクターなら下肢静脈瘤とは診断せずに別の治療を行うかもしれません。

ところがCTをとるとこれが静脈瘤とわかります。CTでも表在静脈の拡張は軽度ですが、大伏在静脈は根部からとても拡張しています。超音波検査でも大伏在静脈に強い逆流を認めました。

この患者様はレーザーで右大伏在静脈を焼灼しました。手術直後より右足は軽くなり、大変に喜ばれていました。

もちろん日帰り治療です。この患者様は院長が平塚市民病院に勤めていた時に受診された患者様ですが、日帰り治療を希望されたので、当クリニックの開院までお待ち頂きました。(平塚市民病院は急性期病院ですので、日帰り治療には対応できません。)お待たせして大変申し訳ありませんでした。

 

スリムな方のレーザー治療

当院で治療した例です。

この患者様はとてもスリムな方です。皮下脂肪があまりありません。このようなケースでは注意してレーザー治療を行わないと皮膚に火傷をおこしてしまいます。

CTを撮影するとよく分かるのですが、ふともも(大腿)のなかほどから逆流は表在静脈に流れています。この表在静脈をレーザーで焼くことは可能なのですが、血栓を生じて痛みや黒ずみの原因になってしまうことや火傷をおこすことがあります。このような表在静脈はレーザーで焼くよりも針穴から巻き取る方が跡が残りません。一時的に内出血を起こしますが、これは一週間ほどで間違いなく良くなります。(大伏在静脈はレーザーで焼いています。)

このケースでもメスは一切使ってません。針だけしか使ってませんので、傷跡はほとんど残りません。このようなケースは血管外科医の腕の見せ所ですね。

この患者様には写真や画像の使用を「他の患者さんのためになるなら」とご快諾頂きました。手術の出来上がりや結果でご恩返しをしたいと思います。

クリニック概要

医院名 湘南平塚下肢静脈瘤クリニック
診療科目 内科・血管外科
住所 〒254-0043
神奈川県平塚市紅谷町14-20 FT共同ビル3F
TEL JR東海道・湘南新宿線「平塚駅」北口・西口より
徒歩3分
電話 0463-74-6694
休診日 日曜日、祭日、土曜日午後
診療時間 日・祝
9:00~
12:00
13:00~
18:00

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