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湘南平塚下肢静脈瘤クリニックブログ

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秋好院長ブログ

GW期間中はお休みです。

当院はGW期間中は4/28から5/6まで長いお休みを頂きます。

経験豊富な少人数で行き届いた診療を行うために、働く時はしっかり働く、休む時はしっかり休むという方針で運営しています。

また、日本血管外科学会出席のために5/9も臨時休診となります。

ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願い致します。

 

休診明けの予約を入れたい方は当院ホームページからのネット予約、特に直接に予約枠を取得出来るEparkからの予約、をお勧めしています。

ネット予約は休診期間中でも24時間予約可能です。

5/7は診療を行っていますので、ネット予約が苦手な方は電話での予約が可能です。

静脈瘤の血管を焼いても大丈夫なの? その1

表題は下肢静脈瘤の手術を考えている患者さんの多くから聞かれる質問です。

結論から言えば、大丈夫です。問題ありません。

 

以前にも述べたように下肢静脈瘤の本態は伏在静脈の逆流です。伏在静脈が逆流して足に溜まった血液が逃げ場を求めて皮膚表面の血管に流れ込んで、血管が膨らむことによって外からも見えるようになります。

下肢静脈瘤の手術では表面の血管も処理しますが、この伏在静脈を焼いたり(レーザー手術)、抜いたり(ストリッピング術)することによって大元を絶ちます。この伏在静脈を無くしてしまうことに一般の方は不安を覚えるようです。「伏在静脈を流れていた血液はどうなるの?」と思うようです。

 

これは全く問題ありません。そのために事前に超音波検査をすることが決められています。

これは下肢静脈瘤の成り立ちから考えるとわかりやすいです。きちんと書くと長くなるのでその理由はその2,その3で述べます。

春の風物詩

平塚で春の風物詩といえばシラスです。2018年は3月11日に解禁になりました。

院長は子供の頃からシラスが大好きなので解禁日に買いに行きましたが、不漁で売っていませんでした。

その後は仕事が忙しくて行けなかったのですが、高校の同級生が湘南に遊びに来てくれた時に一緒に買いにいきました。

 

シラスには色々な食べ方があります。湘南では生シラスを食べることも出来ますが、一番のお勧めはできたての釜揚げしらすだと思います。

週末の朝に釜揚げしらすが出来る時間を狙って買いにでかけます。それぞれに贔屓の店がありますが、院長のお勧めは須賀漁港近くの砂浜の上にある店です。

ここでできたてのまだほんのり温かい釜揚げしらすを買って帰るわけです。自宅で炊きたての白米にたっぷりと乗っけて食べてもいいですし、豆腐に沢山載せて好みの薬味をぶっかけてしらす奴にしても美味しい。この時に醤油と一緒に少量のごま油をかけるのが好みです。そうすると香ばしさが加わりまたなんとも言えないのであります。

 

シラスを買いに行くついでに須賀漁港近くの魚屋で刺し身を買って帰るのもありです。そうすると昼から宴会コースです。朝から食べて呑んで昼寝して1日が終了するというなんとも幸せな1日となるのです。

 

予約のススメ

下肢静脈瘤で初診の際には予約をとってから来院することをお勧めしています。

 

下肢静脈瘤の外来では見て、触って、それから必要な検査を行っていきます。また、病気の説明も行いますし、手術を希望される方には手術の説明も行っています。

潰瘍などが出来ている患者さんには処置も行いますのでもっと時間がかかります。きちんと診察してお話をしたら軽く一時間はかかります。

 

このため、初診・再診に関わらず、予約の時点である程度の「交通整理」を行っています。時間がかかる患者さんと時間がかからない患者さんの診察予約を組み合わせてなるべく全体のバランスがとれるようにしているわけです。

 

予約の方法は以下の3つです。お好みの方法で構いません。

1.電話で予約。電話でお話を伺いながら予約を取れるので、不安がある方やお時間のある方はこちらがよいと思います。ただし、クリニックがオープンしている時間にしか予約出来ないのが欠点です。

2.インターネット予約。ネットから直接予約がとれます。24時間予約可能です。ネット予約には2系統(EPARKと非EPARK)あります。EPARKの方が直接に診察枠を予約出来るのでやや楽ですが、どちらでも構いません。ネット予約はとても楽なのですが、高齢の方は慣れなくて厳しいかもしれません。その場合にはご家族の方が代わりに予約をとってあげた方がいいと思います。

3.来院して受付で予約。対面コミュニケーションにこだわる方は来院して受付で予約も可能です。

 

一方で、当院は完全予約制にはしていません。急患や不安が強い方は直接来院して頂いて結構です。

ただし、午前中は手術に集中するために、明らかに医学的緊急性が高い場合を除いて、手術が優先です。また、医学的に緊急性が高くないと判断した場合は予約患者を優先しますので待ち時間が出来てしまうことをご了承ください。

下肢静脈瘤のレーザー治療はどんなことをするのか?

桜も咲いてクリニックも繁忙期に入りました。温かくなるとスカートや半ズボンで足を露出する機会が増えるので問い合わせが増えるうえに、静脈瘤による皮膚炎のかゆみがひどくなるので紹介も増えます。

 

さて、今回はレーザー治療はどんなことをするのかという話です。この質問は下肢静脈瘤の患者さんはもちろんそうでない患者さんからも受けます。恐らく、1000回以上は答えています。もっとかもしれない。。というわけでここに簡単にまとめたいと思います。ただし、最初にお断りしておきますが、これはあくまでも一般的な下肢静脈瘤のケースであり、再発や特殊なケースはこの通りではありません。

 

最初に2ミリ弱前後の針を刺してレーザーカテーテルを血管内に挿入します。2ミリ弱の針といえど麻酔なしでは痛いので、この針を刺す前にもっと細い針(1ミリ以下)を用いて局所麻酔をします。この時に注射と同じ痛みでチクリとします。

 

カテーテルを血管内に入れてちょうどいい場所に調整します。カテーテルは先端部分からレーザーが出て発熱するようになっており、スイッチを入れた時には先端部の温度は1200度前後に達します。このカテーテルをゆっくり引いていって下肢静脈瘤の原因となっている血管(伏在静脈)を焼き潰すわけです。1200度ですから麻酔をしなければ当然痛いです。従って、焼く予定の血管の周りに薄めた局所麻酔薬をたくさん注入します。この時に針を刺すチクッとした痛みが何回かします。また、麻酔薬が広がる時に足が腫れるような感じがします。しかし、麻酔薬を注入しているわけですから、麻酔薬が効いてこの痛みや腫れる感じはすぐに治まります。

 

麻酔薬が効いたあとにレーザーのスイッチを入れて血管を焼き始めます。この時には何も痛みは感じないはずです。ごく稀に麻酔薬のムラなどで痛みを感じる時がありますが、麻酔薬を追加すればすぐに治まります。

 

静脈瘤の原因となっている血管を全長焼き終えたら一段落です。この段階までの所要時間はだいたいで片足で10分以内です。

比較的軽度の静脈瘤の方ならこれで終了になります。また、足のだるさだけならこれだけである程度は解決します。高齢者で足のだるさだけが気になる、見た目は気にならないという方はこの時点で手術終了にします。

 

ふくらはぎや太もものクネクネとした血管が気になる方は引き続いて針穴からフックで巻き取ったり、レーザーで焼きます。表面のクネクネ血管をレーザーで焼く方法は当院で主に使用している細径ファイバーのみで可能です。この場合、傷跡は殆ど残らないし、内出血もほとんどありません。レーザー法と巻き取り法にはそれぞれに一長一短があり、どちらの方法を選ぶかは患者さんの状況とクネクネ血管の程度によってこちらで選んでいます。クネクネ血管の処理にかかる時間はその程度によって大きく異なります。5分程度で終わる人もいれば30分も掛かる人もいます。ほとんどは10分程度です。

 

これで手術終了です。このあとは包帯を巻いて、ストッキングを履いて、一休みして帰宅です。バスや電車で来て、そのままバスや電車で帰っていきます。お昼ご飯も普通に食べていいです。階段も上って構いません。ただし、自動車の運転と自転車だけは翌日の診察までは控えてもらってます。万が一にも事故を起こした場合には責任が負えないからです。

 

これからの手術を検討する人、手術を受けた後で知り合いに説明したい人の参考になれば幸いです。

ただし、最初に申し上げましたが、静脈瘤の程度や形状によってはこの通りではないことがありますので、診察してから大体の見込みを伝えるようにしています。

 

 

 

クリニック概要

医院名 湘南平塚下肢静脈瘤クリニック
診療科目 内科・血管外科
住所 〒254-0043
神奈川県平塚市紅谷町14-20 FT共同ビル3F
TEL JR東海道・湘南新宿線「平塚駅」北口・西口より
徒歩3分
電話 0463-74-6694
休診日 日曜日、祭日、土曜日午後
診療時間 日・祝
9:00~
12:00
13:00~
18:00

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