湘南平塚下肢静脈瘤クリニックブログ

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秋好院長ブログ

冷え症 その6

動脈・静脈・神経に異常が見つからない場合はどうすればいいのでしょうか?

これまでに述べてきた「異常」というのは検査で客観的にわかる異常です。
残念ながら現時点では極小の毛細血管や末梢神経を検査する手段はありません。
(厳密にいうと研究レベルでは存在しています。私自身もアメリカでレーザー顕微鏡での生体イメージングを研究していました。ただし、こういった技術の臨床応用はもう少し先のことだと思います。)

証明・検証の出来ないことや客観的に公平に議論出来ないことに拘るのでは物事は解決できません。
原因がわからないことの原因はわからないままにして、症状の改善を図ったほうが現実的です。
(もちろん、きちんと検査して診断をした上での話です。最初から対症療法というのは誤った考え方です。)

というわけで、ここからは漢方等の対症療法の出番です。
症状の変化に応じて、薬を変えたり、飲み方を変えたりして体にあう治療を見つけていきます。
また、生活習慣の工夫なども相談します。

早い人だと二週間ぐらいで改善するときもありますが、大体においては半年ぐらいはかかると思ってください。
それなりに時間もかかりますし、完全には良くなりませんが、多くの患者さんで症状がかなり改善するのも事実です。
まずはお試しで始めてみることをお勧めします。

高齢者の腹部大動脈瘤

この患者様は足のむくみで受診された患者様でした。

その日のうちに超音波検査をやって深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)がないことは確認しました。お腹の中の静脈(腸骨静脈)に血栓があるかを確認したところ、腹部大動脈瘤があることが分かりました。

ご家族にお話を伺ったところ、入院した病院で以前にも指摘されたことがあるがフォローアップは受けていないとのこと。こちらから病院にコンタクトをとって状況を確認する共に、CTを取り寄せました。

たしかにCTにも腹部大動脈瘤が写っています。腹部大動脈瘤の内側についている血栓が血流にのって流れて、細い動脈を詰まらせていたことが前回の入院の原因でした。(Blue toe症候群)ただし、高齢で手術を希望されなかったので、外来ではフォローアップされずに宙ぶらりんになっているようでした。

リスクの大きさと比べてご本人の体力やご家庭の状況を鑑みると手術はやはり現実的ではないということで意見が一致しました。当院でフォローアップを行い、必要時には病院へ改めて紹介することにしました。

現在の医療は高度な治療を行う病院とプライマリーケアを行う診療所の連携(病診連携)がとても重要です。ただ、一般の診療所ではなかなか難しいケースもあります。このようなケースでは地域に密着した専門クリニックがお役にたてると実感したケースでした。

クリニック概要

医院名 湘南平塚下肢静脈瘤クリニック
診療科目 内科・血管外科
住所 〒254-0043
神奈川県平塚市紅谷町14-20 FT共同ビル3F
TEL JR東海道・湘南新宿線「平塚駅」北口・西口より
徒歩3分
電話 0463-74-6694
休診日 日曜日、祭日、土曜日午後
診療時間 日・祝
9:00~
12:00
13:00~
18:00

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