湘南平塚下肢静脈瘤クリニックブログ

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秋好院長ブログ

春の風物詩

平塚で春の風物詩といえばシラスです。2018年は3月11日に解禁になりました。

院長は子供の頃からシラスが大好きなので解禁日に買いに行きましたが、不漁で売っていませんでした。

その後は仕事が忙しくて行けなかったのですが、高校の同級生が湘南に遊びに来てくれた時に一緒に買いにいきました。

 

シラスには色々な食べ方があります。湘南では生シラスを食べることも出来ますが、一番のお勧めはできたての釜揚げしらすだと思います。

週末の朝に釜揚げしらすが出来る時間を狙って買いにでかけます。それぞれに贔屓の店がありますが、院長のお勧めは須賀漁港近くの砂浜の上にある店です。

ここでできたてのまだほんのり温かい釜揚げしらすを買って帰るわけです。自宅で炊きたての白米にたっぷりと乗っけて食べてもいいですし、豆腐に沢山載せて好みの薬味をぶっかけてしらす奴にしても美味しい。この時に醤油と一緒に少量のごま油をかけるのが好みです。そうすると香ばしさが加わりまたなんとも言えないのであります。

 

シラスを買いに行くついでに須賀漁港近くの魚屋で刺し身を買って帰るのもありです。そうすると昼から宴会コースです。朝から食べて呑んで昼寝して1日が終了するというなんとも幸せな1日となるのです。

 

感動にレベルもラベルもない。

表題はバブル時代に一世を風靡した映像作家のお言葉です。

 

これはまさにその通りだなあと実感しています。

血管外科医の守備範囲・手術は大動脈瘤の破裂という超緊急手術から下肢静脈瘤の日帰り手術までに及びます。ある時は説明もそこそこにせっかちに手術室に運んで緊急手術をする一方で、ある時はお年寄りの足の悩みに耳を傾けます。(たまにせっかちの血が騒いで後悔します。すみません。)

 

当然ですが、医療は救命優先です。大動脈瘤の破裂と下肢静脈瘤の日帰り手術のどちらを優先するかといえば、破裂の手術です。

一方で、手術が終わった時の患者の喜びにはそれほどの差はないのが実感です。命拾い「まで」した人も足が軽くなった「だけ」の人も精一杯感謝してくれます。そこにはレベルの違いはないのです。

 

また、手術「まで」受けた人も話を聞いてもらった「だけ」の人も同じように感謝してくれます。

せっかちな私をフォローして患者さんの悩みに耳を傾ける看護師・医療事務の支えがなければクリニックは成立しません。

感謝・感動にラベルはないことを優秀なスタッフから教わりました。スタッフと日々を過ごすなかでつくづくそう思います。

医療従事者として秀でているだけでなく、生活者としての知恵に優れた人達だと思います。

 

毎日が勉強ですね。

勉強会での講演

昨日はある勉強会で「下肢静脈瘤の最新の治療」ということで講演をしました。

当院の行っている治療、また、レーザー治療の未来と課題についてお話しました。

 

また、京都からいらっしゃった高名な循環器内科の先生の特別講演も拝聴しました。とても勉強になりました。伏見スタディという日本発の有意義な研究を率いている方なのですが、湘南・平塚でもそういう臨床研究が出来たらいいな、と思いました。

 

とても有意義な会でしたが、反省点も2つ。

1.演者にも関わらず、ネクタイとスーツを忘れてしまった。出勤後にはっと気づき、ありあわせのジャケットとチノパンツで出席しましたが、他の演者の方はびしっとしたスーツなのに、一人で真冬にクールビズという失態を犯してしまった。

2.会場を見渡したら、カジュアルな方も多く、一般の方も多いように勝手に勘違い。「私もノーネクタイですが、皆さんもカジュアルですよね?一般の方や患者さんも多いようですので、分かり易く、噛み砕いてお話したいと思います」と壇上で宣言してしまった。後で聞いたら、全員が先輩開業医だった。

 

保守的で年功序列が色濃く残る医療界で、地雷原をまっすぐに渡ってしまったような気分です。

 

そんな気分でしたが、終わった後に患者さんの相談やご自身の相談を幾つか受けました。医療従事者も含めて静脈瘤で悩んでいる人は多いこと、周りに相談出来る人がいなくて医療従事者自身が困っているんだな、ということを実感しました。明日からまた頑張って外来をやろうと思いました。

 

手術の勉強

この二週間ほどある先生のところに手術法の勉強に伺いました。

相手方に万が一にもご迷惑をおかけすると申し訳ないのでお名前は伏せますが、大変に素晴らしい手術でした。

独自の理論を構築されており、現在の学会での主流の学説では説明出来ない事象や症状を解決しうる方法でした。

 

ガリレオの「それでも地球は回る」という逸話にも象徴されるように、真実や事実というのは多数決や権威で決められるものではないものです。学会や行政の無理解にも負けずにご自分の信念を貫かれる姿勢には感銘を受けました。自分も見習いたいと思います。

 

また、井の中の蛙にはなってはいけないとの思いを新たにしました。クリニックオープン前にも色々な施設を見学して、色々と良いところを学びました。そのハイブリッドが今のクリニックの姿ですが、今後も休診日を利用して色々と吸収してよりよりクリニックを作りたいと思いました。

 

トキより少ない血管外科医

当院は下肢静脈瘤の専門家である血管外科医によって運営されています。

 

血管外科といっても一般の方はほとんど知らないと思います。実は多くの日本の医療関係者も知りません。診療所開設申請の時には保健所の人もしりませんでした。

アレクシス・カレルは血管吻合法と臓器移植の開発に対して1912年のノーベル医学生理学賞を贈られました。欧米ではそれぐらいにメジャーな診療科なんですけどね。

 

日本では色々な理由で血管外科はマイナーな存在でした。自分が血管外科を専攻することになったときには、医師仲間にさえ「それどんな科?何するの?」と聞かれました(T_T)。静脈瘤の専門家だよ、と答えても、「なんだ静脈瘤か」という反応でした。当時はレーザー治療もなく、血管外科医が細々とストリッピング術を施行している状況でした。静脈瘤の患者数にくらべて治療する血管外科医の数が少なすぎて手術まで一年待ちはざらでした。

 

どれくらい少ないのか気になりました。数年前の学会でのアンケート調査では血管外科医を標榜して活動している医師は約200名です。日本で絶滅危惧種といえばトキです。トキより少ないとちょっと不安ですよね。というわけで環境省のページに行きました。http://www.env.go.jp/nature/kisho/hogozoushoku/toki.html

結果はなんと、飼育下に202羽、野生下に139羽、計341羽。辛うじて野生のトキよりは多いですが、総数ではトキの方が多い!

 

世界で珍獣といえばパンダ。パンダと比べるとどうなんでしょうか?WWFのページに行きました。https://www.wwf.or.jp/activities/2015/03/1252807.html

パンダは1,864頭!珍獣よりはるかに少ない血管外科医、ということは「珍医」か?がんばれ、血管外科!

 

専門医制度の整備の際にも血管外科医は数が少なすぎて独自の制度を持つことが出来ず、心臓外科と統合して「心臓血管外科専門医」となりました。しょうがないですよね、トキより少ないんだもん。

パンダの子供はニュースになりますが、血管外科医に子供が生まれてもニュースになりません。。パンダが羨ましいです。

 

冗談・愚痴はさておき、今年の目標は血管外科診療所として血管外科診療を地域に定着させること、血管外科における病診連携(病院と診療所の連携)を深化させること、です。楽しみな一年です。

 

 

 

 

クリニック概要

医院名 湘南平塚下肢静脈瘤クリニック
診療科目 内科・血管外科
住所 〒254-0043
神奈川県平塚市紅谷町14-20 FT共同ビル3F
TEL JR東海道・湘南新宿線「平塚駅」北口・西口より
徒歩3分
電話 0463-74-6694
休診日 日曜日、祭日、土曜日午後
診療時間 日・祝
9:00~
12:00
13:00~
18:00

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